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祇園祭 後祭巡行
 復活した後祭(あとまつり)の巡行は7月24日に行われます。
 巡行のコースは、前祭と逆コースとなり、先頭が9時30分に烏丸御池を出発します。
 
 写真撮影の場所は、今回も前祭と同じく河原町御池の東南の角にしました。
 場所は前祭と同じですが、来る方向・去っていく方向が逆になるので、
 ちょっと雰囲気が変わると思います。
 前祭よりだいぶ空くだろうと思って行ったんですが、感覚的にはそれほど変わらないような気がします。
 山鉾の曲がる角は、辻回しの人気で人が集中するのかもしれません。
 なんとか撮影場所を決めましたが、前に一人背の高い人が立っているので、少し撮りづらそうです。
 
 この日も良い天気で、待っている間に汗が噴き出してきました。
 曇ってくれと念じつつ先頭の到着を待ちます。
  
 9時50分頃にく先頭がやって来て撮影開始です。
 復活した後祭と最後尾を行く大船鉾の様子をご覧ください。


 祇園祭

巡行前 河原町御池の角
河原町御池角
巡行前の河原町御池の様子です。
この日も有料席が設けられています。
山鉾は右側御池通からやって来ます。


橋弁慶山
橋弁慶山(9:50)
やって来ました。
復活した後祭の先頭は橋弁慶山です。
橋弁慶山は「くじ取らず」で先頭ですが、
これは、かつての後祭りの順番と同じだそうです。


橋弁慶山 拡大
橋弁慶山 拡大(9:50)
もう少し近づいた時、アップで撮りました。
御神体は、五条大橋で戦う弁慶と牛若丸の像。
前懸は、富岡鉄斎原画の「椿石図」綴錦。


橋弁慶山 山回し
橋弁慶山 山回し(9:51)
舁山であり、担ぎ上げでの方向転換です。
前祭とは逆回りになります。
胴懸は、円山応挙下絵の「加茂祭礼行列図」綴錦。


橋弁慶山 後姿
橋弁慶山 後姿(9:51)
山回しを終えた後、
前祭とは逆に、河原町通を南に下っていきます。
見送はなく、後懸は3頭の龍と瑞雲岩波刺繍。


北観音山
北観音山(9:54)
次は、曳山である北観音山です。
前懸は、19世紀のペルシャ絨毯。


北観音山 搭乗部
北観音山 搭乗部(9:54)
北観音山の搭乗部をアップで撮影。
ここに安置されているご神体人形は、
本尊の揚柳観音像と脇侍の韋駄天立像。


北観音山 辻回し
北観音山 辻回し(9:57)
曳山は、この大きさなので鉾と同じく辻回しを行います。
回転方向が昨年までと逆になります。
いつもと勝手が違ってややこしかったのではないでしょうか。
胴懸は、トリキスタン絨毯。


北観音山 後姿
北観音山 後姿(10:01)
辻回しを終え、南に下っていきます。
見送は、「日輪鳳凰額百子嬉遊図」綴錦。


八幡山
八幡山(10:01)
町会所に祀られている八幡宮をこの日に限り山に祀る。
前懸は、中央に「慶寿群仙図」(復元)、左右に「瑞鳥祥樹」


八幡山 山回し
八幡山 山回し(10:02)
担ぎ上げによる方向転換です。
胴懸は、昇り龍の綴錦を3枚並べたもの。


八幡山 後姿
八幡山 後姿(10:02)
山回しを終えて河原町通を下ります。
見送は、中国明代の作「日輪双鳳婦女嬉遊図」綴錦。


浄妙山
 浄妙山(10:05)
御神体人形は、筒井浄妙とその頭上を飛び越える一来法師。
前懸は、長谷川久蔵筆の「桜図」。


浄妙山 山回し
 浄妙山 山回し(10:05)
舁山なので担ぎ上げ回転です。
胴懸は、長谷川等伯の原画による「柳橋水車図」


浄妙山 後姿
 浄妙山 後姿(10:06)
舁山は、通過が早いです。
見送はなく、後懸は長谷川等伯筆の「楓図」。


鈴鹿山
 鈴鹿山(10:10)
御神体人形は、能面を付けた瀬織津姫命。
前懸は、駱駝が描かれた「黄砂の道」綴錦。


鈴鹿山 山回し
 鈴鹿山 山回し(10:11)
こちらも舁山で、担ぎ上げによる方向転換です。
胴懸は、今井俊満下絵の「桜図」綴錦。
反対側は、同じく「紅葉図」綴錦。


鈴鹿山 後姿
 鈴鹿山 後姿(10:13)
方向転換が終わって、南に下っていきます。
見送は、皆川月華作「ハワイの蘭花図」綴織。


南観音山
 南観音山(10:16)
北観音山と対をなす南観音山です。
従来、北観音山と隔年で巡行していましたが、
明治以降両山が参加するようになりました。


南観音山 拡大
南観音山 拡大(10:17)
御神体は本尊の揚柳観音と脇侍の善財童子がお祀りされています。
前懸は、17世紀のペルシャ絨毯「中東蓮花葉文様」(復元)。


南観音山 辻回し
南観音山 辻回し(10:21)
曳山の辻回しです。鉾の辻回しと同じです。
胴懸は、蓮花葉文ペルシャ絨毯。


南観音山 後姿
南観音山 後姿(10:24)
河原町通を下っていきます。
見送は、加山又造下絵の「龍王渡海図」。


鯉山
鯉山(10:25)
御神体は、左甚五郎の手に依ると伝えられる木彫の鯉。
立身出世の神として祀られている。
前懸は、16世紀ベルギー産の毛綴織を分割した一部(復元)。


鯉山 山回し
鯉山 山回し(10:25)
担ぎ上げの山回しです。
胴懸も同じく、毛綴織を分割した一部(復元)。


鯉山 後姿
鯉山 後姿(10:26)
山回しを終わって下っていきます。
見送も同じく、毛綴織を分割した一部(復元)。
主題は、ギリシャ神話のトロイ戦争にまつわる物語。


役行者山
役行者山(10:29)
御神体は、役行者・一言主神・葛城神の三体。
前懸は、中央に「岩に胡蝶牡丹図」、
左右に「波涛飛龍図」の3枚継。


役行者山 山回し
役行者山 山回し(10:29)
舁山なので、担ぎ上げによる方向転換です。
胴懸は、「雲龍波涛文」綴錦。


役行者山 追回転
役行者山 追回転(10:30)
役行者山は、舁山としては最大クラスということで
たしかに重そうです。
にもかかわらず、1周多く回っています。


役行者山 後姿
役行者山 後姿(10:31)
追加の回転も終えて、去って行きます。
見送は、「唐美人圓遊図」綴錦(復元)。


黒主山
黒主山(10:33)
珍しく幟が一緒に写っていますが、何故か待機中です。
御神体人形は、大伴黒主が桜を仰ぎ見る姿。
前懸は、「五爪雲龍文」綴錦(復元)。


黒主山 山回し
黒主山 山回し(10:39)
担ぎ上げの方向転換です。
胴懸は、「草花胡蝶文」綴錦(復元)。


黒主山 追回転
黒主山 追回転(10:39)
この山も頑張って追加で回転しています。
観客から思わず拍手がわきます。


黒主山 後姿
黒主山 後姿(10:40)
河原町通を南に下っていきます。
見送は、中国明時代の「牡丹鳳凰文」綴錦(復元)。


大船鉾
大船鉾(10:42)
いよいよ大取り、復元された大船鉾の登場です。


大船鉾 拡大
大船鉾 拡大(10:42)
近づいて来た時にもう一枚撮影。
御神体は船鉾と同じ神功皇后。


大船鉾 搭乗部
大船鉾 搭乗部(10:42)
大船鉾の搭乗部です。
やはり大きいのでしょうか、囃子方がはみ出していません。


大船鉾 辻回し準備
大船鉾 辻回し準備(10:44)
辻回しの準備の様子を撮影してみました。
青竹を横向きに並べています。
この上に鉾の車輪が乗り、水をかけ、
横に引っ張って滑らせるわけです。


大船鉾 辻回し
大船鉾 辻回し(10:48)
いよいよ大船鉾の辻回しです。
今年が初めてなわけで、これだけの規模のものですから
簡単には練習できないでしょうから、大変だったろうと思います。


大船鉾 後姿
大船鉾 後姿(10:55)
無事辻回しも終わりました。
見送が無いですね。まだ懸装品は揃ってない様です。
これで、後祭りの巡行も終わりです。


花傘巡行
花傘巡行(11:04)
後祭りの代替として毎年7月24日に花傘巡行が行われていました。
約1000人の行列で子供神輿を先導とし、多くの子供が参加しています。
今年から後祭と同時になるため、コースを変更し
寺町御池から、あと祭りの後を巡航することになりました。


花傘巡行
花傘巡行(11:06)
寺町御池の角で、寺町通から出てくるところを撮影しています。
とても長い列なので、2枚だけ写真を撮りました。
上の写真が、子供太鼓、
この写真が、馬長稚児です。
 
以上で後祭りの写真は終わりです。
如何でしたでしょうか。
さすがに前祭に比べると短いですが、
それでも疲れました。
花傘巡行の撮影を続ける気力もないので、
これで帰ることにします。
 
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