二条城
 二条城は、京都市街地の中央やや西寄りにある江戸時代の平城です。
 JR二条駅から近いのですが、入場口の東大手門までは、ちょうど裏側になるため 1kmほどあります。
 京都駅から行くには、地下鉄を利用するほうが駅が近くて便利です。
 
 現存する二条城は、江戸時代に徳川家康が築城したもので、1603年に落成しています。
 二条城は、城跡全体が国の史跡に指定されている他、
 二の丸御殿が国宝に、二の丸庭園が特別名勝に指定されています。
 さらに、1994年にはユネスコの世界遺産に登録されました。
 
 3月16日(2014年)に京都の街中まで出る用事がありまして、用事は午前中に終わったので、
 昼から、二条城を見学してきました。
 桜はもちろん梅の花もまだ早い時期で、少々残念ではありましたが、だいぶ温かい日で
 ゆったりと、のんびりと回ってきました。
 
 洛中のページにも、古い(1973年)写真がありますが、それぞれの写真を比較して頂いても分かるように
 殆ど変わっておりません。時が止まっているようにも思えます。


 二条城

二条城 東南隅櫓
二条城 東南隅櫓
地下鉄二条城前駅を出ると
道路を挟んで正面に、東南隅櫓が見えます。
寛永期に建てられた隅櫓で、多くの櫓が消失する中
この東南隅櫓と、西南隅櫓だけが現存しています。


東大手門
東大手門
東南隅櫓から北に少し上がったところに東大手門があります。

ここが、二条城への入場口になります。
写真右側が、広い駐車場になっていて、
何台もの観光バスが、停車していました。


入場券売り場
入場券売り場
東大手門の北に入場券売り場があります。
自動券売機が2台と人のいる窓口が2ヶ所ありました。
券売機が空いていたのでそちらで買いましたが、
こういった場所で買うのに券売機では味気ないですね。


番所
番所
東大手門を入った右側に番所があります。
警備のため、江戸から派遣された武士の詰め所です。


番所の説明板
番所の説明板
その番所の説明板です。
上の写真の左側にありました。


東大手門(中から)
東大手門
入ってきた東大手門を中から撮影しました。
左側に見えている建物が、番所です。


城内マップ
城内マップ
西側の塀の前に城内マップがありました。
カバーが汚れていてかなり見難くなっています。
右が北で、上が西です。
左下の橋が、東大手門の前の橋です。
下半分の、塀で四角く囲まれた部分が二の丸御殿及び庭園で
上のひと回り小さく堀で囲まれた四角が本丸御殿及び庭園です。
本丸庭園の左上隅に天守閣跡があります。


東南隅櫓(中から)
東南隅櫓
東南隅櫓を中から撮ってみました。


唐門
唐門
二の丸御殿への入口となる唐門です。


唐門(拡大)
唐門(彫刻部分拡大)
唐門が、ずいぶん綺麗になっていました。
昨年(2013年)8月に修理が完了したもので、
二条城の20年計画の大修理の第一弾です。
費用は1億8200万円にのぼったそうです。


二の丸御殿
二の丸御殿
国宝二の丸御殿の車寄です。
ここから上がって内部の見学をしますが、
残念ながら、内部は撮影禁止なので写真はありません。
二条城の古い(1973年)写真は洛中の所に何枚か置いてあります。


釣鐘
 釣鐘
二の丸御殿を出て、上の写真で左側に向かいます。
二の丸庭園の入口横に釣鐘が2体置いてありました。
幕末の政変時に、連絡用に使われたものだそうです。


釣鐘の説明板
 釣鐘の説明板
2体の釣鐘の真ん中に
釣鐘についての説明板がありました。


二の丸庭園(入口)
 二の丸庭園入口
ここから二の丸庭園に入ります。


二の丸庭園・大広間
 二の丸庭園・大広間
二の丸庭園に入ったところです。
見えている建物が、二の丸御殿の大広間です。


車寄及び遠侍
 車寄及び遠侍
先ほどの内部拝観時の入口
車寄と遠侍を庭園側から撮りました。


二の丸庭園
 二の丸庭園
池を中心とした書院造庭園であり
桃山末期から江戸初期に大成された書院造に伴う
庭園の特徴をよく示しており、特別名勝に指定されています。


二の丸御殿大広間
 二の丸御殿大広間
二の丸庭園の池を回り込んできたところです。
振り返ると二の丸御殿の大広間がご覧のように見えます。


本丸櫓門
本丸櫓門
本丸櫓門とその手前内堀にかかる橋です。
この先が、本丸御殿と本丸庭園の敷地内になります。


本丸御殿御常御殿
本丸御殿御常御殿
現存の本丸御殿は本来徳川家の二条城とは関係のない
京都御苑内にあった旧桂宮邸の御殿を
本丸内に移築したものだそうです。


本丸御殿玄関
本丸御殿玄関
少し遠いですが
本丸御殿の玄関を右側から撮影しています。


天守閣跡
天守閣跡
本丸庭園の南西隅に天守閣跡の天守台があります。
ここの天守閣は寛永三年(1626年)に
伏見城から移築されたもので5層の天守でした。
後、落雷で消失し再建されていません。


天守閣跡説明板
天守閣跡説明板
その天守閣跡の説明板です。
天守台の石段を上がる手前右側にありました。


天守台からの眺め
天守台からの眺め
北側の眺めです。
内堀と、そこに掛かる橋が見えます。
右側が本丸庭園内です。


天守台の上
天守台の上
天守台の上を撮ってみました。
ベンチが有るせいか、のんびり休んでいる人が多いです。


本丸御殿玄関
本丸御殿玄関
天守台を降りて、本丸御殿の玄関正面まで来ました。
本丸御殿は一時期公開されたこともありましたが、
耐震性の問題もあり現在公開されていません。


石垣と本丸御殿玄関
石垣と本丸御殿玄関
石垣を入れて本丸御殿の玄関を撮ってみました。
こういった石垣があると、お城っぽいですね。


内堀に掛かる橋
内堀に掛かる橋
先ほど天守台から見た内堀に掛かる橋です。
橋を渡った向こう側には休憩所があります。


梅林
梅林
休憩所でしばらく休んだ後
南側に回って梅林にやって来ました。
咲き始めてはいましたが、ちょっと早かったようです。


源平咲き分け
源平咲き分け
この梅の木は1本の木に赤と白の花が咲いています。
「源平咲き分け」という品種だそうです。


天守台を望む
天守台を望む
この辺りから先ほど登ってきた
天守台を望む事ができます。


南中仕切門
南中仕切門
梅林を東に突き当たったところの左側に
南中仕切門があります。


桃山門
桃山門
中仕切門をくぐって更に東に突き当たり
左に曲がったところに桃山門があります。
ここを抜けて北に向かいます。


鳴子門
鳴子門
桃山門から真っ直ぐに北に向かうと
この鳴子門があります。
いずれの門も重要文化財です。
ここを抜けて清流園に向かいます。


和楽庵 枝折戸
和楽庵 枝折戸
清流園西側にある和楽庵でお抹茶がいただけます。
休憩がてら、お庭を眺めながらお抹茶をいただいて来ました。


清流園
清流園
和楽庵から清流園を撮影しました。
左奥に見えるのが香雲亭です。


清流園 香雲亭
清流園 香雲亭
お抹茶をいただきながらの休憩を終えて、
清流園を散策しているところです。
清流園にはもうひとつの茶室「香雲亭」があります。
こちらは入れません。


清流園
清流園
同じく清流園です。
「和楽庵」を入れて撮ってみました。


清流園 洋風庭園
清流園 洋風庭園
今までのが池泉回遊式の和風庭園ですが
こちらが、清流園東側にある洋風庭園です。
和風庭園に比べて味気ないですね。


清流園 石碑
清流園 石碑
和風庭園と洋風庭園の間、
洋風庭園よりに、この石碑がありました。


北大手門
北大手門
清流園を東に抜けたあたり、北側に
この北大手門があります。
残念ながら此処から先には入れません。


休憩所
休憩所
二条城を一周りして、東大手門あたりに戻ってきました。
ここにおみやげなども売っている休憩所がありましたので
おみやげを探してみることにします。


休憩所内部
休憩所内部
これが休憩所内部です。
前と側面におみやが屋さんが並んでいます。


休憩所 お土産屋
休憩所 お土産屋
休憩所内部のお土産屋さんの様子です。
壁に貼り付いたように並んでいて、不思議な光景です。

ゆっくり回ってきましたが、これで2時間位でしょうか。
天気も良くてのんびりと見学出来ました。
梅には早すぎたのが残念ですが
時期としては桜の季節が良いのかもしれません。

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