京都 京都御所
     京都御所は、光厳天皇が元弘元年(1331)に即位されて以降、明治2年(1869)に
     明治天皇が東京に遷られるまで皇居とされました。
     御所は、たびたび火災にあい、現在の建物のほとんどは、
     安政2年(1855)に再建されたものだそうです。
 
     御所の参観には申し込みが必要ですが、毎年春と秋に一般公開があります。

    今年(2009年)の一般公開は、天皇陛下御即位20年記念として、
     11月1日から10日まで、特別公開となりました。
     何が特別かと言うと、公開の範囲が例年より広い事と、
     御即位に関連した展示等が行われる事だそうです。
 
     特別公開であれば、ぜひ見ておかねばと、11月8日に行って来ました。
     朝の内は、気持の良い天候でしたが、昼ぐらいには、
     秋とは思えない強い日差しとなり、汗ばむ程になりました。
 
     さすがに、観光客が押し寄せていましたが、思った程の混雑もなく、
     天皇の御生活や、王朝文学の世界を偲んで来ました。


 京都御所

写真が多いので、3ページに分けました。  前のページへ 1ページ目へ 2ページ目へ 3ページ目へ 次のページへ 
京都御苑
京都御所や仙洞御所のある京都御苑は、
京都市内中央やや北よりにあります。


京都御苑内の松
京都御苑の広さは、東西約700m・南北約1300mあります。

御苑内には、このような立派な樹木があちこちに見られます。


京都御苑
二つ上の写真が西から東方向を写したもの
この写真が、北から南方向を写したものです。
左側に見える築地塀の内が京都御所です。


皇后門
京都御所西側北よりにある門です。


入場口前
入り口の前で荷物検査を行っていました。
簡単な検査でしたが、こういうことを行わなければならない
世の中になって来たんですね。


宣秋門
パンフレットをもらっていよいよ宣秋門から中に入ります。
パンフレットは、日本語の他に英語と中国語が用意されていました。
ちなみに入場は無料です。


宣秋門
宣秋門を中から撮影


御車寄(おくるまよせ)
昇殿を許されたものが正式に参内するときの玄関です。
 


諸大夫の間(しょだいぶのま)
正式に参内した者の控えの間。
格の高い順に、「虎の間」「鶴の間」「桜の間」がある。


「桜の間」と錦の御旗
「桜の間」に錦の御旗が展示されていました。
日像纛旛にっしょうとうばん月像纛旛げっしょうとうばん)〕


「鶴の間」
真ん中の部屋「鶴の間」です。


「虎の間」
一番奥、格式が最も高い「虎の間」です。


新御車寄(しんみくるまよせ)
諸大夫の間の向かいに新御車寄があります。
こちら側は、裏側になります。


新御車寄
こちらが正面です。
大正天皇の即位に際して建てられたもので、
以後の天皇皇后両陛下の玄関だそうです。


五節舞(ごせちのまい)
新御車寄に、「五節舞」の人形が展示されていました。
「五節舞」は、今日では大嘗祭(即位後最初の新嘗祭)
の折に演じられる舞で、天武天皇が吉野宮で琴を弾いたときに、
天女が舞い降り、その袖を5回翻したと言う故事に因んでいるそうです。


五節舞
「五節舞」を後ろ側から撮影。
人形は二体ですが、実際は五人または四人の舞姫が舞います。
奥に見えるのが、紫宸殿回廊の月華門です。


紫宸殿回廊
紫宸殿西側の回廊です。
見えている門が月華門です。


承明門
紫宸殿南側の回廊と承明門です。


建礼門
承明門と向かい合っている建礼門です。
京都御所の南側の門になります。


紫宸殿
承明門越しの紫宸殿です。


春興殿
京都御所内では、唯一老朽化の目立つ建物でした。


建春門
京都御所東側、南よりの門です。


春興殿右側のお庭
京都御所内には、たくさんの樹木が植えられており、
こうした大きな木もたくさんあります。


蹴鞠保存会の皆さん
建春門と紫宸殿の回廊(奥に見えている建物)の間の
広場で、蹴鞠の実演がありました。


蹴鞠の実演
多勢の人で人垣が出来てしまい、ほとんど見る事ができません。


蹴鞠の実演
上の写真とこの写真は、
腕をいっぱいに上に延ばして片手で撮影したんですが、
思ったよりもうまく収まりました。


蹴鞠の実演
これは、たまたま人の隙間が出来たので、望遠で撮りました。


蹴鞠の実演
暫くすると人が減りはじめ、何とか背伸びをして撮れるぐらいになりました。


蹴鞠の実演
このときは人が大分減って、かなり前で撮影できました。


紫宸殿の方へ移動
蹴鞠の実演も見終わり紫宸殿の方へ移動します。
右に春興殿、左に大臣宿所
中央奥に御常御殿が見えます。


日華門
紫宸殿の回廊東側の門「日華門」です。


内部の様子
紫宸殿から大臣宿所につながる回廊の様子です。


帽額(もこう)
即位式の折、紫宸殿南面の長押上に掛ける幕。
大正天皇、昭和天皇の即位式に使用されました。
大臣宿所に展示されていました。


威儀物(いぎもの)
即位礼にあたって、儀式の威儀を整えるための物
太刀・弓・箭(や)〔胡簶(ころく)〕・桙・楯をいう。
これも大臣宿所に展示されていました。


鉦と鼓
鉦と鼓に関しては、説明書きがありませんでした。
これも大臣宿所に展示されていました。


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