須坂アートパーク

  長野県須坂市の市街地から南東に外れたあたり、百川のほとりに須坂アートパークがあります。
  ここには、須坂版画美術館や世界民族人形博物館があり、復元された武家屋敷等を含め
  この辺り一帯を須坂アートパークと呼んでいるようです。
 
  須坂市中心部から車で4~5分程度、百川の橋を渡ってすぐ、左折したところに駐車場があります。
  4~50台は止められるかという、割と広い駐車場ですが、
  この日は、雨模様の寒空であったためか、2台程しか止まっていませんでした。


  須坂市では3月から4月にかけて「おひなめぐり」というイベントが行われ、
  街中至るところ(76ヶ所)で展示されているお雛様を見ることができます。
  このアートパーク内も同様で、雛飾りで溢れていました。


  (2019年)4月2日たくさんの雛人形たちに会ってきました。。

 須坂アートパーク

アートパーク駐車場
結構大きな駐車場があります。
寒空の下ガラガラでした。
この右側に百川が流れています。
アートパークの入口は後ろ側です。


林の中の道
駐車場から少し入ったところです。
アートパークと言うように多少公園ぽい所はありますが。


のぼり
道の脇に立っているのぼり。
恋人の聖地だそうですが……?。
奥に見えている建物が、版画美術館です。


長崎被爆二世柿の木
なぜ此処にあるのか分かりませんが、。
長崎で被爆した柿の木の二世が
此処に植えられているようです。


須坂版画美術館
須坂版画美術館の正面入口です。
入場は有料で世界民族人形博物館と共通で500円です。
中学生以下は無料だそうです。


三十段の雛飾り
館内に入った正面に豪華三十段の雛飾りがあります。
毎年飾り方が変わるそうですが、
今年は、真ん中に恋愛成就の鳥居を立てた
という事のようです。


雛飾り中心部
中心部分をアップにしてみました。
なかなか豪華で華やかです。


雛飾り説明文
雛壇左側側面に、雛飾りの説明文がありました。
ちょっと字が小さくて分かりにくいです。

ここは版画美術館と言うことで、
小林朝治や平塚運一などの版画が展示されていますが、
そちらは、例によって撮影禁止です。


世界の民族人形博物館
版画美術館を出て、左側の階段を上がると
世界の民族人形博物館がご覧のように見えます。


恋人の聖地モニュメント
2010年に「恋人の聖地プロジェクト」により
恋人の聖地として認定されたと書いてありますが、
なんだかよく分かりませんね。
このモニュメントのリングは、春分の日と秋分の日の正午に
台座の上にハート型の影を作るのだそうです。


顔出し写真用雛飾り
博物館入口横にご覧の顔出し写真用の
雛壇が設置されていました。


館内展示の雛飾り
館内に入って、すぐの左側の展示の様子です。
この時期館内は雛飾りだらけになります。


三十段の雛飾り(千体雛)
中央展示ホールに飾られた
三十段の千体雛
こちらは、毎年同じ飾り方のようです。


三十段の雛飾り(全体)
ほぼ全体が収まる位置まで
近づいて撮影しました。こちらも豪華です。


三十段の雛飾り(中央)
更にアップで中央部分を撮影。
フラッシュが、アクリルの台に反射してしまいました。
下部が見にくいですが、ご勘弁願います。


中央の内裏雛
中央の内裏雛をアップで撮影。


展示ホール右側
右側の展示の様子です。
吊るし飾りと、御殿式の雛飾りですね。
古いもののようです。
左側も同じような展示です。(吊るし飾りはありません)


昔の雛飾り
展示ホール左側からスロープを上って
展示ホールの後ろ側に回り込むと展示室があり
各種雛飾りが展示されています。


昔の雛飾り
随分古いもののようです。
説明文は読んでこなかったので、定かではありませんが、
調べたところ、享保雛(江戸時代)のようです。


万寿雛
こんな雛飾りもありました。
万寿雛とありますが、…


三十段雛飾り(横から)
展示室を抜け、回り込んで更にスロープを上がると
雛壇の真横に出ます。
ここから雛飾りを間近に見ることができます。
この先スロープを上りきったところに休憩室があります。
あとは何もないので階段で下までおります。


創作雛人形
下まで降りて改めて左側から展示を見ていきます。
雛飾り展示の続きとして
創作雛人形が展示されています。


民族人形
ここからは常設展示になります。
この展示室では五大陸ごとの民族人形を展示しています。


南北アメリカとアフリカの人形
このあたりが、北アメリカ・南アメリカ・アフリカの人形です。


ヨーロッパ・アジア・オセアニアの人形
そして、この辺がヨーロッパ・アジア・オセアニア
の人形になります。、


展示ホール背後の展示室
突き当りを右に曲がるとこの展示室になります。
展示ホール真後ろにあたり、
先ほどスロープで上がった展示室の真下になります。


展示室の人形
此処の展示室は暗いです。
もっと照明を明るくしてもいいと思うのですが、
ここにはファッションドールなどを中心に
展示されています。


展示室の人形
このような人形もありました。


右側に通路
展示室を抜けると右側の通路に出ます。
通路の壁には、このような絵も展示されています。


背後の展示室
グルっと回って展示ホールまで戻ってきましたが、
これは、展示ホールの後ろ側の展示です。


アトリエ
受付の隣にアトリエなるものがあったので覗いてみました。
人体の動きやら、立体裁断などの説明が貼ってありましたが、
休憩室のような感じですね。


長屋門
人形博物館を出ると、右側に歴史的建物園があります。
これは、園の入口となる長屋門です。


長屋門
上の写真の場所から階段を降りて、改めて撮影。
この門は、明治30年に越寿三郎が建てたものですが、
この場所に移設復元したものです。


首だし写真用パネル
門の傍らに置いてありましたが、
本来は、人形博物館の入口横辺りに置いてあるものと思われます。
この時期のみ此処に避難してきているのでしょう。


武家長屋と旧牧家
門の中に入ったところです。
左が武家長屋、右奥が旧牧家です。
画面左側に元板倉家があります。


旧牧家
江戸末期の町屋を移設復元したものです。
総茅葺屋根のL字型の曲屋です。


屋内に飾られた雛人形
牧家右側の土間からなかに入ると、
屋内にご覧の雛人形が飾られていました。。


牧家の雛飾り
一旦外に出て、左側に回り込んで
窓から中を覗くと正面にこの雛飾りがあります。
七段飾りですが、今までのを見た後では
随分こじんまりとして見えます。


牧家の雛飾り
そこから左側を見るとこの雛飾りがあります。
右奥に見えているのは、2つ上の写真の雛飾りです。
ずいぶん徹底して飾りまくってます。


武家長屋の雛飾り
そしてこちらが、武家長屋の屋内に飾られたものです。
端が見えているのでわかると思いますが、
この左にも雛飾りがあります。


武家長屋の雛飾り
更に右側には、この雛飾りです。
奥にちらっと見えますが、向こうにもひな壇があります。
徹底してます。


元板倉家
慶応元年の建築、板倉雄碩氏の居宅を移設復元したもの。
二階では寺子屋が開かれていたそうです。


屋内の雛飾り
こちらが元板倉家の屋内の雛飾りの様子です。
奥の階段を登ると二階に上がれます。


硝子越しの雛飾り
外に出て左に行くと
硝子戸越しにこのような雛飾りが見られます。
とりあえず、これで歴史的建物園の内容は終わりです。


塀の外から歴史的建物園
ひと通り見終わりましたので、長屋門から出てきました。
改めて、門から続く塀越しに中を撮影してみました。

これで帰りますが、それにしても大量のお雛様に圧倒されました。
先にも書きましたが、毎年この時期(3月~4月)須坂市内では、
76ヶ所で約8000体のお雛様を見ることができます。
時間のある方は、巡ってみてはいかがでしょうか。


このページのトップへ