米子の滝

  長野県須坂市の東方山の中に、米子の滝があります。
  ガイドや、案内には、米子大瀑布とありますが、地元では普通に米子の滝と呼んでいます。
  また「米子」と書いて正式には(よなこ)と読むようですが、
  これも地元では(よなご)といっています。
  まあ(よなご)のほうが言いやすいですよね。
 
  この米子大瀑布、結構大きな滝で、日本の滝百選にも選ばれています。
  また、日本三大不動尊と言われる「米子不動尊」もあります。
 
  須坂市内から車で行くことになりますが、谷間や山の中を延々と走る(時間的にはたいしたことは
  ないのですが、イメージ的に長く感じる)とようやく駐車場に着きます。(約70台 無料)
  ここから約30分ほど山を登ると、滝とご対面となります。


  2010年5月3日滝の冷気と霊気を味わいに行って来ました。

 日本の滝百選 米子大瀑布

米子大瀑布駐車場
結構大きな駐車場があります。
5月の連休でこのくらいの駐車率ですから
通常だとガラガラかな?
この右側に滝からの流れ、米子川が流れています。


遊歩道入り口
駐車場の奥に遊歩道の入り口があります。
遊歩道と言うより、登山道といったほうが良いと思われますが。


案内板
滝までの道のりと周辺のコースを示した案内板があります。
あんまり良く分かりませんが。


トイレ
案内板の裏側がトイレになっています。
ここから先、山の中はトイレがありませんので、
(山の上のほうには有るんですが、今回其処まで行かなかったので)
ここで済ませていったほうが良いでしょう。


小さな売店お土産店
遊歩道入り口の傍らに、小さな売店があります。
たいしたものはありません。飲み物ぐらいですね。
地図をもらっていきました。


熊野権現橋
遊歩道をしばらく歩くと橋がありました。
あまり情緒のある橋とはいえませんね。
橋の左側にウラノ沢、右側に熊野権現橋とありました。
渡る川は、米子川の支流のようです。


雪解けの川
橋の上から川を撮影しました。
せせらぎの音をお聞かせできないのが残念です。
ここらの川は、鉄分が多いようです。


遊歩道
一番目の橋から次の橋までこのような遊歩道が続きます。
この日は5月と言うより初夏の陽気で、
歩いていても少々汗ばむほどでした。 


路傍の雪
なんと、5月だと言うのに道の端に雪が残っていました。
それほど上って来たとは思えなかったのですが、
このあたりで、標高1300mだそうです。


奥万橋・第一休憩所
2番目の橋、奥万橋とその手前ちょっと広くなった所が第一休憩所です。
休憩所といっても何が在る訳でもありません。
適当にこの辺で休んでくださいということでしょう。


米子川
こちらの橋からも、川を撮影しました。
こちらが米子川の本流です。
滝から流れてきた水です。
この橋を渡るといよいよ登山の開始です。


奥万橋
上から見た奥万橋と川の流れです。


登山道
道もだいぶ狭く荒れてきました。


米子川
谷が深くなってきて、
川の流れがだいぶ下のほうに見えるようになりました。


ベンチ
第二休憩所を過ぎてしばらく登った所に、
ご覧のベンチがありました。
第二休憩所は、ほとんど何にもないところで、広くもないので
ここのほうがよっぽど休憩所らしいと思うのですが。


登山道
同じような傾斜で登山道が続いています。
この辺まではそれほどきつくはありません。


不動滝
ようやく滝が見えて来ました。
歩き始めて20分ぐらいでしょうか。
案内板も見えます。


不動滝
これが米子の滝のうちのひとつ、不動滝です。
案内板によると落差は、85mあるそうです。
絶壁を流れ落ちる姿は、雄大です。
白く見えているのは残雪です。


第三の橋
案内板からすぐのところに3番目の橋があります。
即席で作ったような、少々危なっかしい?
この橋が渡っている流れは、不動滝からの流れで
橋から右側正面に不動滝が見えます。


不動滝
これが、橋の上から撮った写真です。


不動滝
橋のすぐ手前の流れまで入れて撮ってみました。
右側に黒く見えているのが幻の滝と言われる黒滝です。
わずかに水が流れているようです。


第三の橋
橋を渡った反対側から撮影
下の流れは、結構急流で
かなりの音で流れ落ちています。


米子川の流れ
上の写真のすぐ下流です。同じ場所から撮影しています。
ご覧のような急流となって流れ下っています。
急流を流れる水音をお聞かせできないのが残念です。


清水不動
橋を渡ってすぐの所に
お不動さんが立っていました。


登山道
このあたりから道は、急激に傾斜がきつくなります。
写真の場所では、道上に雪が残っていて、
雪の上を歩くことになりました。


登山道
傾斜もきつくなりましたが、
道幅も狭まり、足元もずいぶん荒れています。
写真は、振り向いて登ってきた道を撮影したものです。


滝山館
最後の難関、九十九折の階段に差し掛かったところです。
見えている建物は滝山館というようですが、
宿泊施設なのか、お土産店なのか、今は閉鎖されているようです。
あの建物の向かい側に、米子不動尊の奥の院があり、
とりあえずのゴールです。


滝山館
ようやく奥の院までたどり着きました。


米子不動尊奥の院
屋根から落ちた雪でしょうか。
ご覧のように大量の雪が奥の院の前に残っていました。


説明板
米子の滝と、米子不動尊の説明板です。
ここから不動滝ともうひとつの滝、権現滝を見るポイントへ
ぐるっと廻るルートがあります。


滝への周遊コース
奥の院の右側から回りこんだところです。
この右側の階段から滝へと向かいます。


不動滝
しばらく上るとご覧のように不動滝の展望所につきます。
先ほどよりかなり近くで不動滝を見ることが出来ます。


不動滝・黒滝
不動滝と、黒滝を入れて撮影しました。
このあたりが最も近づいたところでしょうか。
見上げる角度で、近さが分っていただけると思います。


滝つぼ
同じところから滝つぼを撮ってみましたが、
残雪に覆われていて、見えませんでした。
この日は、5月としてはかなり暑い日だったのですが、
ここらまで来ると、長袖を着ていても寒いくらいの気温になっていました。


米子鉱山(跡地)
ここはご覧のように山また山の奥地ですが、
ここに硫黄の鉱山があったのだそうです。
左手前の平らになっている所がそれです。
ここに、なんと工場・社宅・幼稚園・食堂などがあったのだそうです。
不動滝から権現滝に移動している途中で
向かい側を撮影しました。


権現滝
ようやく二つ目の滝権現滝に到着です。
こちらの滝の落差は75mで、不動滝よりも低いですが
上の滝口の所の切り込み具合がすごいですね。
こちらはあまり近づくことは出来ないようです。


下り道
権現滝の展望所から奥の院への帰り道です。
かなり急坂で、ご覧のように階段が作りつけられています。


権現滝
奥の院近くまで降りてきて、見える最後のところで撮影しました。
この後、もう少し足を延ばすと、
両方の滝を一度に見られるビューポイントがあるのですが、
少々疲れたので、ここで帰ることにしました。
二つの滝を一枚に収めた写真が撮りたかったなあと
少々残念です。


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