奈良 唐招提寺
 今(2007年11月)唐招提寺では、
 金堂の大修理を行っています。
 「天平の甍」と呼ばれる金堂は天平時代金堂建築唯一といわれ
 国宝に指定されています。
 
 今回の修理は、大変大掛かりなもので、
 平成12年から始まり、21年の完成予定だそうです。
 
 その修理の見学会が、11月2日~4日までわずか3日間だけあると聞いて、
 あわてて、2007年11月3日に行ってきました。


入場待ちの列
入場待ちの列
到着して驚きました。入場待ちの列が…
1時間待ちといわれましたが、30分ほどで入れました。
万博を思い出した。(笑)


修理中の金堂正面
金堂正面
中に入るとそれほど混んでいない。
入場券の購入だけで、あれだけ並ぶのだろうか?


金堂 側面から
金堂側面
金堂全体が、修理用の建物に完全に覆われている。


金堂2階に上る階段
2階に上がる階段
修理用建物の中に入ると、まずこの階段で2階に上がります。
階段が狭いので、混んでいます。


工事写真の展示
工事写真の展示(2階部分)
今までの工事の様子を写真展示で説明していました。


工事の様子
工事中の中の様子(2階部分から)


工事の様子
同じく工事中の中の様子(2階部分から)


3階 大屋根
3階に上がった所
3階に上がって、いよいよ大屋根とご対面です。


修理用設計図
屋根の修理用設計図でしょうか?


南西角から見た大屋根
南西角から見た大屋根
こんなに近くで見られます。
手を伸ばせば届きそうな近さです。


西南の隅鬼
西南の隅鬼
4つの隅鬼の中で唯一江戸時代(元禄)に作られた隅鬼(他は奈良時代)


同じく西南隅鬼
同じく西南の隅鬼
別の角度からアップにして見ましたが、ピントがずれてぼけてしまいました。


北側の大屋根
西側の大屋根
この写真で近さが判ると思います。


北西角の鬼瓦
北西角の鬼瓦


屋根の下垂木の部分
屋根のすぐ下の垂木の部分です


新しく作られた瓦
新しく作られた瓦
発掘出土した当初の瓦に倣い製作されました。


大屋根北側
大屋根の北側


東北の隅鬼
東北の隅鬼
西北・東南と同じく奈良時代(金堂創建時)の作と言われています。
西南の隅鬼と比べると力強く迫力がありますね。


大屋根正面(南側)
大屋根の正面(南側)です
右側に見える東面に古い瓦がまとめて使用されています。


東西の鴟尾
今回降ろされる事になった東西の鴟尾
東側の鴟尾には、年号(元亨三年)と作者名が刻銘されています。


西側の鴟尾
西側の鴟尾
金堂創建時のものと推定されています。
傷みが激しく今回の修理で交換されることになりました。


東側の鴟尾
東側の鴟尾
刻銘により元亨三年、寿王三郎大夫正重・重國の作と知られています。
こちらの鴟尾も傷みが激しく交換されました。


金堂構造模型
金堂の構造模型
金堂の梁の様子が良く判ります。


同じく金堂の模型
同じく金堂の模型
柱の内倒れを防止するための補強の方法が説明されています。


舎利殿と礼堂東室
左舎利殿・右礼堂東室
修理中の金堂を東側に出てすぐのところです。


講堂
講堂
修理中の建物が大きいせいで、講堂が小さく見えます。


境内の道
境内の道


鑑真和上御影堂
鑑真和上御影堂
御影堂の建物はこの奥で、屋根が少しだけ見えています。


鑑真和上御廟の庭
鑑真和上御廟の庭
この日は天気もよく、苔の緑が実に鮮やかでした。


鑑真和上御廟
鑑真和上御廟


新宝蔵
新宝蔵
大修理の特別陳列として、千手観音の手3本が陳列されていました。
この手だけでも国宝だそうです。


経蔵と宝蔵
経蔵(手前)と宝蔵(奥)


世界遺産登録記念碑
世界遺産登録記念碑

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