新薬師寺
 春日大社の南約500mの所に新薬師寺があります。
 新薬師寺は天平19年に創建された壮大な寺院でしたが、落雷や台風により主な建物を失いました。
 現在は唯一残った建物(修法を行うためのお堂と考えられる)を本堂として使用しています。
 
 1月18日(2018年)に、春日大社に初詣に行ったついでに、新薬師寺まで足を延ばしてみました。
 

 春日大社の帰り道、二の鳥居を過ぎてお土産屋さんの横の道に曲がり林の中の道を進みます。
 所々に、新薬師寺への案内標識があるので路に迷うことはありませんが、結構遠いです。
 林を抜けて、さらに暫く南に進むと、新薬師寺に到着です。


 新薬師寺
林の中の道
林の中の道
お土産屋さんの角を入って暫く歩いた所です。
この辺りは、若草山の山裾にあたり、ご覧のような林になっています。
ここも、春日大社の境内に入るようです。
見えている石段を下っていくと
下の禰宜道(ささやきの小径)になります。


中の禰宜道(道標)
中の禰宜道(道標)
下の禰宜道を行くと新薬師寺まで遠回りになるので
そのまま真っすぐに中の禰宜道を歩きます。
写真は、途中に見かけた道標。


中の禰宜道
中の禰宜道
道標の所を右に折れて、中の禰宜道に入ります。
折れずに進むと上の禰宜道に通じています。


中の禰宜道
中の禰宜道
同じく中の禰宜道の途中です。
このような道がしばらく続きます。


新薬師寺(拝観受付)
新薬師寺(拝観受付)
15分ほど歩いて新薬師寺に到着です。
見えているのが南門と拝観の受付所です。
南門は鎌倉時代の建立とされています。(重文)


南門から境内を望む
南門から境内を望む
それでは、南門から境内に入ります。


本堂
本堂
本堂は、奈良時代の作で国宝です。
境内には、人が殆どいなくて静かです。
春日大社からそれほど離れてはいませんが、
ここまで来る人は稀のようです。


鐘楼
鐘楼
正面向かって右側に鐘楼があります。
この鐘楼は、鎌倉時代の作で重文です。


地蔵堂
地蔵堂
そして左側にあるのが地蔵堂です。
鎌倉時代の作でこちらも重要文化財だそうです。


本堂(堂内入口)
本堂(堂内入口)
本堂の左側側面に堂内への入口があります。
これから入りますが、堂内は撮影禁止なので写真はありません。
堂内には本尊の薬師如来坐像と
それをぐるっと囲んで十二神将像が安置されています。
この十二神将像が新薬師寺の代名詞ともなっている像で、
補作の一体を除き全て国宝です。


境内から南門
境内から南門
堂内の参拝を終わっていま出てきた所です。
中から南門を撮ってみました。
堂内の様子をご覧になりたい方は、
写真最上部に有るリンクから、新薬師寺のホームページを御覧ください。


香薬師堂へ
香薬師堂へ
本堂の左側にある枝折戸から香薬師堂へ向かいます。


香薬師堂前の池
香薬師堂前の池
枝折戸をくぐってご覧の橋を通って来た所です。
ここには、ご覧の池もありちょっとした庭園のようになっています。


香薬師堂
香薬師堂
全裸の珍しい「おたま地蔵」が安置されており、
通常非公開ですが、特別公開される事もあります。


庫裏
庫裏
香薬師堂の右側に庫裏があります。
写真、左側の建物です。
右側は池に続き庭園風。


庫裏内部
庫裏内部
庫裏の内部ではご覧のモニターを置いて
ビデオを放映していて、自由に見ることが出来ます。


奈良市写真美術館越しの新薬師寺
奈良市写真美術館越しの新薬師寺
新薬師寺から帰る途中に
奈良市写真美術館の前を通ったので、
美術館越しに新薬師寺を撮ってみました。
右上に見える屋根が新薬師寺の本堂です。
近いですね。


入江泰吉記念奈良市写真美術館
入江泰吉記念奈良市写真美術館
美術館の正面まで来たので撮影。
中には入っていません。


写真は以上です。
春日大社の帰りに寄ってきたので、結構疲れました。
奈良市街地から少し離れているので、
来づらい所ではありますが、その分静かで、
十二神将像に興味のある方にはじっくり拝観できて
お薦めです。


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