郡山城跡
  大和郡山城跡は、大和郡山市の中心地、市役所に隣接し又近鉄郡山駅のすぐ近くにあります。
  大和郡山城は、1580年筒井順慶が郡山に移った時に築城。
  1585年豊臣秀吉の弟秀長が入城し、大規模な拡張工事を行ったかなり大きなお城だったようです。
 
  1588年に、秀長が多武峰談山神社を郡山に遷座した時に桜も城内に移したと言われており、
  その後柳沢吉里が郡山城に入場した時に、多くの桜を補植し御殿桜と呼び親しまれていたそうです。
  平成2年には「さくら名所100選の地」に選ばれました。桜の種類も豊富で長い期間楽しめます。


  前から、桜を見に一度行っておきたいと思っていたのですが、今年は絶好のタイミングとなり
  3月30日(2013年)に桜を見に、大和郡山城跡に行って来ました。
  毎年桜の時期には、「お城まつり」が開催されていて多数の屋台が出ており、
  いろいろな行事も行われるようで大層な人出になります。
 
  この時期としては大変に暖かく、結構強い日差しの中人混みに揉まれ・屋台を冷やかし・
  レジャーシートを敷いてお弁当を食べながら城跡いっぱいに咲き誇る桜を満喫して来ました。


 大和郡山城跡
大和郡山城「お城まつり」
大和郡山城「お城まつり」
近鉄の踏切を渡ると郡山城「お城まつり」の入り口です。
お城の中を近鉄が走っている感じで
実際この線路の手前側にも城跡が残っています。
この左側線路手前は三の丸緑地で、桜もたくさん植わっており、
大勢の花見客で賑わっていました。


「お城まつり」
「お城まつり」
もう53回にもなるんですね。
期間は、その年の桜の時期に合わせて開催されるそうです。


お堀と桜
五軒屋敷堀と桜
ゲートをくぐってすぐ左側の堀です。
桜は、今ちょうど満開です。


鉄御門跡の石垣
鉄御門跡の石垣
ここで右へ曲がります。
振り返って、石垣と桜を撮影。
ちょうど近鉄の電車が通過して行きました。


祭りの屋台
祭りの屋台
この辺りから、両脇にズラーッと屋台が並んでいます。
これだけの屋台を見るのも久しぶりです。
ここが祭のメインの通りになるようです。
ご覧のように沢山の人で賑わっていました。今ちょうどお昼ごろです。


内堀越しの東隅櫓
内堀越しの東隅櫓
左側は屋台が続いていますが、右側は堀があります。
屋台の切れた所から内堀越しに東隅櫓を撮影。


柳澤神社鳥居
柳澤神社の鳥居
屋台の通りを暫く行くと右側に柳澤神社の鳥居があります。
ここを右に曲がると竹林橋跡を通って柳澤神社に至ります。
柳澤神社は後にしてもう少し屋台の通りを行ってみます。


麒麟曲輪跡
麒麟曲輪跡の桜
同じように屋台が続きようやく通り抜けると
道がゆるやかに右に曲がり、やや上りになります。
この道の右側が麒麟曲輪跡でご覧の大きな桜の木がありました。
 


西公園・薪曲輪跡
西公園・薪曲輪跡
その左側が薪曲輪跡であり、西公園になっています。
上の写真は、二枚の写真を合わせたもので、
多少おかしな所がありますが、気にしないでください(笑)
ご覧のように何処へ行っても桜だらけです。


柳澤神社
柳澤神社
先ほどの鳥居まで戻り、竹林橋跡を通り柳澤神社までやって来ました。
竹林橋跡の通路にも屋台が続いていました。
城跡の神社というのも違和感がありますね。


柳澤神社説明板
柳澤神社説明板
柳澤神社の説明板がありました。
御祭神は、柳沢吉保公だそうです。


柳澤神社右側より
柳澤神社
神社を右側から撮影しました。
左側にちょっと人だかりが見えますが、
ここで、金魚を売っていました。


柳澤神社拝殿
柳澤神社拝殿
柳澤神社の拝殿です。
今日は人が多いので、ひっきりなしにお参りをしていました。
この右側の空き地にレジャーシートを敷いてお弁当を食べることにします。


柳澤神社横
柳澤神社横
柳澤神社横の空き地です。
沢山の人が休憩したり、食事をしたりしながら
花見を楽しんでいました。
正面に見えているのが柳澤神社の本殿です。


花見宴会
花見宴会の様子
本当にたくさんの人が花見に来ています。
今日は絶好の花見日和で、日差しが暑いくらいでした。


郡山城の桜
郡山城の桜
その場で、桜を仰ぎ見ながら撮りました。
雲ひとつない青空に桜が映えます。


堀越しの枝垂れ桜
堀越しの枝垂れ桜
休憩場所から堀越しに大きな枝垂れ桜が見えます。


内堀対岸の桜
内堀対岸の桜
上の写真から少し右にふった所です。
ここは、毘沙門曲輪跡で柳沢文庫などがあります。
堀があるので廻り込まなければなりませんが、
あとで行ってみます。


明治の館 城址会館
明治の館 城址会館
枝垂れ桜から左にふるとひときわ目立つ建物があります。
明治の館と呼ばれる城址会館です。
こちらも後で行ってみます。


逆さ地蔵
逆さ地蔵
お弁当も食べ終わったので、そろそろ移動することにして、
まず天守台の裏の方へ回り込んでみました。
この石垣が天守台の石垣ですが、ここに逆さ地蔵があります。


逆さ地蔵
逆さ地蔵
お城の石垣を作る際に、寺院の礎石や五輪塔・石地蔵なども
徴収されて使われたそうで、
ここのお地蔵様は、たまたま逆さまに組み込まれたのでしょう。


厩曲輪跡
厩曲輪跡
ここは、天守台の西側で内堀を挟んで厩曲輪跡が見えます。
ほんとに桜が多いです。


毘沙門曲輪への通路
毘沙門曲輪への通路
竹林橋跡近くまで戻ってきてここから毘沙門曲輪跡に向かいます。
ここは多聞櫓だった所ですが、今は通路として使われています。


堀越しの屋台通り
堀越しの屋台通り
この多聞櫓跡の通路から、堀越しに先ほど通ってきた
屋台の通りが見えます。


堀対岸の屋台の通り
内堀の対岸
上の写真の右側です。
桜の木で良く分かりませんが
ズラーッと屋台が続いています。


毘沙門曲輪跡
毘沙門曲輪跡
今度は反対側、毘沙門曲輪跡の方を撮りました。
先ほど休憩場所から撮った枝垂れ桜が奥に見えます。


柳沢文庫
柳沢文庫
毘沙門曲輪跡に建つ柳沢文庫
柳沢藩の諸記録、郷土資料などを保存しています。


郡山城の案内絵図
郡山城の案内絵図
柳沢文庫の右側に案内板がありましたが、
その中に、この郡山城の絵図が貼ってありました。


柳沢文庫庭園
柳沢文庫庭園
柳沢文庫の向かいにはご覧の庭園があります。
この日は、郡山高校茶道部開催のお茶会が行われていました。


追手向櫓広場
追手向櫓広場
暫く行くと追手向櫓前の広場に出ました。
何やら扮装した人たちが大勢おりましたが
どうやらお城まつりのイベントが終わった所のようです。
(あとで調べて分かりましたが、南京たますだれの実演でした)
この広場では、お城まつり期間中、様々なイベントが行われるそうです。


追手向櫓説明板
追手向櫓説明板
広場の片隅に追手向櫓の説明板がありました。
この周りにも、大勢の人たちが花見を楽しんでいました。


追手向櫓
追手向櫓
近くから追手向櫓を撮影してみましたが、
こちらは裏側になるようで、あまり良くわかりません。


追手向櫓と多聞櫓
追手向櫓と多聞櫓
少し離れて撮影しましたが、
手前の多聞櫓に隠れて、追手向櫓は
屋根しか見えません。


明治の館 城址会館
明治の館 城址会館
毘沙門曲輪跡を過ぎてその奥が常盤曲輪跡です。
此処にあるのが城址会館です。
元は、奈良公園内に立てられた県立図書館でしたが、
昭和43年に此処に移築されました。
現在は、市民集会や展示会に利用されているそうです。


城址会館説明板
城址会館説明板
玄関右側のところに説明板がありましたが
ご覧のようにかすれていて、よく読めません。


城址会館の階段
城址会館の階段
城址会館の中は1階の一部だけ見ることができます。
玄関を入って正面に2階への階段がありますが、
使用禁止になっていました。


郡山城の模型
郡山城の模型
玄関入って左側の部屋が唯一公開されており
そこに郡山城の模型が置いてありました。
樹脂ケースの中に入っているので少し見にくいですが


富本銭の出土した井戸
富本銭の出土した井戸
日本最古の貨幣といわれる富本銭が
最初に発見されたのは、郡山であったという説明書きが
部屋の壁に額入りで飾られていました。


追手門
追手門
毘沙門曲輪と常盤曲輪の境目辺りに
この追手門に下っていく通路があります。


郡山城及び追手門の説明板
郡山城及び追手門の説明板
通路を下って、追手門をくぐったところに説明板がありました。
通常は、こちら側からが城跡への入口のようです。


追手門
追手門
振り返って見た追手門です。
この追手門は昭和58年に復元されたものです。


追手向櫓
追手向櫓
追手門と向かい合う位置にこの追手向櫓があります。
追手向櫓も昭和62年に復元されたものです。
逆光でやや暗いのが残念です。


郡山城跡の説明板
郡山城跡の説明板
追手門右側やや離れた所に郡山城跡の説明板がありました。
お城まつり以外の日はこの辺りが駐車場になっていて
車何台かは駐められるようです。


追手門と追手向櫓
追手門と追手向櫓
少し離れた所から追手門と追手向櫓を入れて撮影しました。
この辺りが絶好の撮影ポイントです。


帰り道
帰り道
最初の屋台の通りまで戻って来ました。
帰ってきた道の方向を撮影しておりますが、
正面に見えている屋根が、東隅櫓で
やや左側に横向きに見えているのが追手向櫓です。


「お城まつり」入口ゲート
「お城まつり」入口ゲート
入場口まで戻って来ました。
やや日が傾いて来ましたが、まだまだ人出は増えそうです。


三の丸緑地の桜
三の丸緑地の桜
近鉄の線路の向こう側に見えている桜が
三の丸緑地の桜です。
此処でも大勢の人が花見を楽しんでいました。
 
これで帰ることにしますが、これほど一面に桜があるとは思わなかったので
十分に堪能することができました。
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