奈良公園周辺
 奈良公園周辺は奈良観光のハイライト、興福寺・東大寺・春日大社など
 奈良を代表する寺社が集中しています。
 奈良市街地の中心でもあり、宿泊施設も多く奈良観光の中心でもあり、また起点にもなります。

 奈良公園周辺と書いたとおり、この辺り一帯に奈良公園が広がっています。
 その範囲は広く若草山辺りまで含めて南北2km東西4km程にもなります。
 まあ、鹿のいる所が、奈良公園だと思っていればいいんじゃないでしょうか。


 最近の写真がないので、古い写真をかき集めて、ご紹介させていただきます。
 そんなに変ってないと思います。
 1970年と2007年の写真を中心に公開します。(2012年7月31日公開)
 ほとんどが秋の写真ですが、一部春の写真があります。どちらでもそれほど変わりませんが……


 2021年1月16日に写真を追加しました。
 今回追加した写真は、2ページめでご覧ください。

 興福寺東大寺春日大社奈良国立博物館奈良県立美術館
2012年7月31日分です。  前のページへ 1ページ目へ 2ページ目へ 次のページへ
興福寺境内
興福寺境内(2007)
近鉄の奈良駅を下りてアーケード街をしばらく南に歩き、
東に曲がると、ご覧のようにそこはもう興福寺の境内になります。
見えている塔が興福寺の五重塔です。
ここから東側一帯に奈良公園が広がっていて、
五重塔左側に見えている山の裾野あたりまで続いています。


興福寺東金堂と五重塔
興福寺東金堂と五重塔(2007)
同じく興福寺の境内です。
東金堂と五重塔を並べて撮影しました。
東金堂内部は、拝観することができます。(有料)


東金堂と五重塔
東金堂と五重塔(1970)
同じく東金堂と五重塔です。
こちらはだいぶ古く、1970年の撮影です。


五重塔
五重塔(1970)
五重塔単独で撮影しました。
室町時代に天平様式で再建されたもので、国宝です。


北円堂
北円堂(2007)
境内北西の隅にある北円堂です。
堂内には、運慶作の国宝弥勒如来坐像を安置
通常見ることが出来ませんが、春と秋に特別開扉されます。
この日はたまたま開扉日だったのですが、見て来ませんでした。


南円堂
南円堂(2007)
こちらは、南西隅にある南円堂です。
西国三十三所の第9番札所でもあります。


南円堂
南円堂(1970)
同じく南円堂です。
こちらは、1970年の撮影ですが変わってませんね。


三重塔
三重塔(1970)
南円堂のさらに南西の位置に三重塔があります。
ここは境内の本当に隅にあり、ほとんど気が付かれません。
そのため訪れる人もなくひっそりと立っていますが国宝です。
 


興福寺境内の鹿
興福寺境内の鹿(1999)
興福寺境内にいた鹿を撮影してみました。
公園内には、いたるところに鹿がいます。
野生の鹿ですが、人に慣れているので怖がらず
鹿せんべいなどを直接もらって食べています。


十輪院
十輪院(1970)
興福寺の南800mほどの所に十輪院があります。
小さなお寺であまり知られていないので、訪れる人もあまりいないようです。
しかしながら本堂は国宝で、堂内には珍しい石仏龕があり
本尊の地蔵菩薩や、十王像・天女像などが彫り込まれています。


奈良国立博物館
奈良国立博物館(2007)
興福寺の境内から道一つ隔てた東側が奈良国立博物館の敷地になります。
ご覧の建物が本館で、明治28年に立てられたもので重要文化財です。
本館は、主に常設の展示を行なっており、
正倉院展などの特別展は、新館で行われます。


奈良国立博物館
奈良国立博物館(2007)
本館を右側から撮影しました。
新館は、本館の後ろ側(写真の右側)にあります。


奈良国立博物館
奈良国立博物館(2006)
同じく奈良国立博物館の写真です。
ここは、メインの建物から少し南側に離れている建物で
渡り廊下でつながっています。
その2階の窓から本館南側を撮影しました。


奈良公園の鹿
博物館敷地内の鹿(2007)
博物館敷地内にいた鹿です。
ここも奈良公園の中で、鹿はそこかしこにうろうろしています。


奈良県立美術館
奈良県立美術館(2007)
興福寺の北広い道路を隔てて奈良県庁がありますが、
その県庁の北側にご覧の奈良県立美術館があります。
この日は、シャガール展を行なっていました。


奈良県立美術館
奈良県立美術館(2007)
正面側の道路に回りこんで撮影しました。
右側にわずかに見えている建物が奈良県庁です。


東大寺南大門
東大寺南大門(2006)
ここからいよいよ東大寺です。
国立博物館から東に少し行くと東大寺の南側参道に出ます。
その参道を北に向かって歩き、南大門の前まで来た所です。


金剛力士像(阿形)
金剛力士像-阿形-(2006)
南大門左側の阿形
運慶と快慶の作。
とにかく大きくて暗いのであまりうまく写りません。


金剛力士像(吽形)
金剛力士像-吽形-(2006)
こちらが右側の吽形です。
前に鳩よけの金網があるので、フラッシュ炊いてもうまく写らないだろうなー。


東大寺参道
東大寺参道(2006)
南大門を過ぎたあたりの参道です。
正面に中門、その向こうに大仏殿の屋根が見えます。


東大寺大仏殿
東大寺大仏殿(2006)
東大寺大仏殿を中門の外から撮影しています。
世界最大級の木造建築だと言われていますが、
東西の長さは創建当時の3分の2の大きさだそうです。


東大寺大仏殿
東大寺大仏殿(1970)
こちらは古い写真で、回廊の中から撮影しているので、
大仏殿が入りきれていません。


八角灯籠
八角灯籠(1970)
大仏殿の前に立つ国宝の八角灯籠です。


東大寺大仏殿
東大寺大仏殿(2007)
正面近くから撮影しました。
人の身長と比較して、建物のバカでかさがよく分かります。
扉がまたデカイ、高さは人の何倍有るのだろう。


東大寺本尊毘盧遮那仏
本尊毘盧遮那仏(2007)
奈良の大仏さんです。
これでもフラッシュを炊いているのですが、
大きすぎて光がうまく届きません。


東大寺本尊毘盧遮那仏
本尊毘盧遮那仏(2007)
撮影は禁止されていないので有難いのですが、
フラッシュを焚いてもご覧の状態です。
ちなみに大仏の高さは約15mあるそうです。


本尊毘盧遮那仏
本尊毘盧遮那仏(2007)
右側からも撮ってみました。
ライトを当てて撮影しないと無理なんでしょうかね。


虚空菩薩像
虚空菩薩像(2007)
左側脇侍の虚空菩薩像です。
こちらは何とか写っていますがそれでも上の方は暗いですね。


戒壇堂
戒壇堂(1975)
大仏殿の西約300mの所に戒壇堂があります。
小さな堂ですが、堂内の2階に国宝の四天王像が四隅を守っています。


東大寺三月堂
東大寺三月堂(1970)
本堂と礼堂を中屋根でつないで一棟にした事で有名な三月堂です。
それほど大きな建物ではありませんが、中には
本尊の不空羂索観音像を始め日光・月光菩薩、四天王立像など
国宝の天平仏がひしめき合うように並んでいます。


正倉院
正倉院(2006)
東大寺大仏殿の北方約300mの所に正倉院があります。
高床式校倉造りで有名な建物は、
東大寺の宝物を収めておく倉庫でしたが、
現在宝物は、新宝庫に収納管理されています。


正倉院
正倉院(2006)
正倉院に収められていた宝物は、
毎年秋に正倉院展として、奈良国立博物館で公開されます。
毎年違ったものが公開されるので、人気が高く。
大勢の人で賑わいます。


春日大社参道
春日大社参道(2006)
奈良国立博物館の南側に春日大社の参道が東に伸びています。
この参道が結構長く、一の鳥居から約1.3km程もあります。
緩やかですが、上り坂が続くので結構しんどい。
写真奥方向に春日大社があります。


春日大社内侍門
春日大社内侍門(1970)
春日大社をグルッと囲む回廊の西側最も北寄りの門、内侍門です。
一般の参拝者は、ここからは入れません。
西側南寄りの慶賀門か、南側の南門から入ることになります。


春日大社南門
春日大社南門(2006)
こちらが参道を上がってくると辿り着く正面の門南門です。


春日大社中門・御廊
春日大社中門・御廊(1970)
本殿直前にある楼門で、本殿はこの奥にあります。
両側に続く回廊風の建物をを御廊(おろう)といいます。


新薬師寺
新薬師寺(1970)
春日大社の南約500mの所に新薬師寺があります。
ここは、興福寺などのある中心部からかなり離れている場所なので
参拝客は少ないですが、国宝の十二神将像は有名で、
人が少ない分ゆっくり見られて反って良いかもしれません。
 
写真は以上ですが、
奈良公園周辺には、まだまだ見所が沢山あります。
宿泊施設も近くにたくさんあるので、
2~3日かけてゆっくり見たいところです。


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